たまに日本で大々的に宣伝されることがある海外製の塗料、「日本よりも厳しい環境での長い耐用年数」や「日本の何倍もの紫外線に耐えてきた実績」などいろいろと魅力的な文言が並びます。塗料ではなくコーキング材では「45年以上の耐用年数」というのもありました。果たして、それって本当なのでしょうか。恐らく、現地では本当なのでしょう。現地で使用する限りにおいては長い耐用年数だったり、45年以上持ったりするのです。しかし、日本では実際、どうなのでしょうか。海外と日本では環境が全く違います。特に気候は参考にならないほど違うのではないでしょうか。塗料に限らず、建材などの耐用年数は日射量と降水量、温度とその変化についての数値です。促進耐候試験などもありますが、あくまでそれは目安です。温帯湿潤の日本に乾燥した地帯のものが輸入されても同じパフォーマンスが発揮できるとは限らないのです。ちなみに20世紀までは世界で発売される車のテスト都市として東京がよく利用されていました。酷い渋滞、コンクリートジャングルの暑さ、湿気の多さが過酷な環境として最高だったからです。現在でも東京でテストは行われていますが、その中心地はタイなど東南アジアの新興国にシフトしています。こちらも朝と夕の酷い渋滞、過酷な暑さ、東京以上の湿気の多さが魅力的だからです。

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